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アゼルバイジャン、最近ニュースで見かけませんでしたか?
イラン情勢の悪化を受け、2026年5月にENEOSがアゼルバイジャン産原油を初輸入。約28万3000バレル──国内1日消費量の約1割が横浜・根岸製油所に届きました。(参考:Yahoo!ニュース)
「…アゼルバイジャン、どこ?」
そこから調べ始めた人も多いんじゃないでしょうか。実はこの国、旅人の間では「世界一の親日国」と称されることもあるくらい、石油だけじゃなくて日本への関心がすごく高い国なんです。現地に行くと「日本人?!」って、めちゃくちゃ喜ばれます。
実は、アゼルバイジャンと日本の縁は思いのほか古くて深いんです。主な理由を3つ紹介します。
第二次世界大戦後、ソ連によって日本人抑留者がバクーに送られ、油田開発などの労働に従事しました。そのとき彼らが見せた礼節ある静かな振る舞いが、現地の人々に強い印象を残したと伝えられています。口伝として今も語り継がれているエピソードです。
戦後の焼け野原から世界有数の経済大国へと成長した日本は、アゼルバイジャンにとって「理想の手本」でした。
その象徴的なエピソードが、アリエフ大統領一家と日本の縁です。現大統領イルハム・アリエフの父・ヘイダル前大統領は、旧ソ連邦内で初となるエアコン工場をバクーに建設した日本企業の誘致を実現した人物。そして息子のイルハム現大統領は2006年に来日し、日本のおもてなしと戦後復興に感銘を受け、積極的に日本文化を取り入れる方針を打ち出しました。
支援は言葉だけではありません。日本は2017年までに1100億円以上の経済援助を実施し、2013年から2017年の5年間はアゼルバイジャンへの援助額が世界1位でした。灌漑・農業・エネルギーなど生活に直結する分野への支援が中心で、見返りを求めないその姿勢が、現地での信頼感につながっています。
1992年の国交樹立以来、バクー日本センターの設立や大学での日本語講座など、政府主導で日本との交流が制度化されてきました。アニメや柔道だけでなく、国レベルで日本への関心が育まれてきた背景があります。
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アゼルバイジャンを訪れる日本人はまだ多くありません。だからこそ、日本人に会えること自体がうれしいという人が多い印象です。
旧市街を歩いていると、カフェのスタッフや通りすがりの若者から自然に話しかけられることがあります。押し売りや勧誘の雰囲気はまったくなく、純粋な好奇心から来るコミュニケーション。「日本から来た」と伝えると、「信頼できる国」「ものづくりが素晴らしい」「礼儀正しい」といった言葉が返ってくることも多く、日本のことをちゃんと知っていることに驚かされます。
日本では「アゼルバイジャンってどんな国?」と思われている一方で、向こうでは「日本人が来た!」と喜ばれる。この認知の違いを知ったことがこのサイトのリリースに繋がった一つの理由です。
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親日感情を支えるもうひとつの大きな柱が、アニメ・漫画の存在です。
アゼルバイジャンの若い世代を中心に、日本のアニメや漫画はかなり浸透しています。ナルト、鬼滅の刃、進撃の巨人…日本でおなじみの作品が、遠く離れたコーカサス地方の若者にも届いているんです。
なかには、好きなアニメのセリフを原語で聞きたくて、独学で日本語を勉強している人もいるほど。
そしてバクーでは、アニメ・コスプレイベントが今も活発に開催されています。2024年12月にはバクー・スポーツパレスで「Gamesummit 2024」が開催され、アニメ・コスプレ・K-POPダンスが一体となった大型イベントとして盛り上がりを見せました。2025年9月にはアゼルバイジャン初となるComic Con Bakuがバクー・コンベンションセンターで開催され、コスプレショーや日本大使館によるプレゼンテーションも行われました。小さなイベントも含め、現在も定期的にいろんなイベントが開催されています。
アニメをきっかけに、言語も地理もまったく違うのにここまでつながっているのはすごく素敵なことだなと思います。

日本文化への関心は、エンタメだけではありません。バクーの街を歩くと、寿司レストランが点在しています。
現地では「日本料理=寿司」という認識が浸透していて、ロールタイプの寿司を中心にローカルにも親しまれているようなんです。ただ、実際に行ってみると日本の寿司とはやはり少し違う形で楽しまれているようでした。中には見た目がたこ焼きのような寿司も(笑)
日本人の経営するお店は現在ないみたいなので、食でも日本への関心が深まっているアゼルバイジャンの方々に本物の寿司や、日本料理が届く日が来るといいなと思っています。
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あまり知られていませんが、アゼルバイジャンはオリンピックの柔道競技でメダルを獲得している国です。
柔道は日本発祥のスポーツということもあり、「日本=柔道の本場」という認識も自然と広まっているみたいです。アニメだけではなく、スポーツでも日本の印象が広まっているのは嬉しいことだなと思いました。
アゼルバイジャンの人たちの日本への関心は、アニメやスポーツだけにとどまりません。
世界遺産の古都シェキにあるキシュ村で素敵なフォトギャラリーを訪れた際、ご主人から
「日本のwabi-sabiって概念、すごく好きなんだよね」
と言われて、すごく驚いた経験があります(笑) 日本の美意識や哲学的な概念まで届いているとは…。「知っているようで知らなかった自国の魅力」をアゼルバイジャンの方から教えてもらった気がしました。
わびさびを含め、日本の魅力を自分の言葉で語ろうとすると意外と難しいものだなと感じます。だからこそ、日本に興味を持ってくださる方と出会うたびに、自分自身ももっと日本を理解し、魅力を伝えられるようになりたいと感じました。

アゼルバイジャンを訪れる度に経験するのが、現地の人に自然に話しかけられる体験です。
旧市街を歩いていたり、カフェでひと休みしていたりすると、「どこから来たの?」と声をかけてくれることがあります。「日本から」と答えた瞬間、表情がパッと明るくなって「すごい!写真一緒に撮っていい?」とお願いされることが多くありました。日本人のことをこんなふうに思ってくれているんだと思うと、なんだかとても嬉しくなりました。
観光地特有の押し売りや勧誘の雰囲気ではなく、純粋な好奇心と歓迎ムードなのが伝わってきます。
日本人にとっては見知らぬ国でも、現地の人にとっては「会えてうれしい」存在。そのギャップが、旅の思い出をより鮮やかにしてくれるのかもしれません!
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アゼルバイジャンと日本。一見まったく接点がなさそうなふたつの国ですが、歴史・経済・アニメ・わびさびへの共感など、さまざまなルートで親しみが育まれていました。
エネルギー資源の国として名前を知った人も、ぜひその先を覗いてみてください。知らなかったのは、日本人だけかもしれません。
テーマ | ポイント |
|---|---|
🏛️ 歴史 | 戦後の抑留者の振る舞いが今も語り継がれている |
📈 経済 | 日本の復興モデルを手本に。援助額5年連続世界1位 |
🏢 制度 | バクー日本センター・大学での日本語講座が存在 |
📺 アニメ・漫画 | Comic Con開催・日本大使館も参加するほど浸透 |
🍣 寿司 | バクーに寿司店が多数。ローカルにも人気 |
🥋 柔道 | オリンピックメダル獲得国。スポーツを通じた親日感情 |
🎋 わびさび | 日本の美意識・哲学まで届いている |
🤝 現地での反応 | 「日本人!」と喜ばれることが多い |
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